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西洋占星術とは?ホロスコープは「人生の攻略本」。仕組みから読み方の基本まで現役プロが解説

  • 執筆者の写真: できるくん ホームページ
    できるくん ホームページ
  • 1月20日
  • 読了時間: 14分
西洋占星術とは?

雑誌の星占いを見て「当たらない」と感じたことはありませんか。あるいは「私は乙女座らしくはナイーブではない」と違和感を抱いた経験があるかもしれません。それは無理もないことです。なぜなら一般的な星占いは、あなたの持つ多面的な輝きのほんの一部しか切り取っていないからです。あなたが生まれた瞬間の空には、太陽以外にも多くの星が輝いていました。それら全てが複雑に関係し合い、あなたの個性を作り上げているのです。


西洋占星術は、単なる予言や気休めではありません。数千年の歴史を持つ統計と天体配置に基づいた、極めてロジカルな自己分析ツールです。ホロスコープという名の「自分だけの地図」を手に入れれば、迷いは消えます。自分の強みや進むべき道が明確になるからです。この記事では、現役の「戦う占い師」が西洋占星術の仕組みを徹底解説します。難解な専門用語も噛み砕いて説明しましょう。読み終わる頃には、あなたは自分の運命を戦略的に攻略する準備が整っているはずです。


「西洋占星術」とは?仕組みと歴史を理解しよう

占いにはタロットや手相など様々な種類があります。その中でも西洋占星術は「命術(めいじゅつ)」と呼ばれるジャンルに分類されます。これは生年月日などの不変のデータを用いる占いです。まずはその基本的な定義と、なぜこれほどまでに信頼されているのかという根拠について見ていきましょう。


西洋占星術の定義:あなたが生まれた瞬間の「空の地図」

西洋占星術を一言で表すなら「星の配置図の解読」です。あなたがこの世に生を受けたその瞬間、空のどの位置にどの惑星があったか。それを平面の図に書き起こしたものを「ホロスコープ」あるいは「出生図(ネイタルチャート)」と呼びます。このホロスコープこそが、あなたの性格や運命が記された設計図なのです。


正確なホロスコープを作成するには3つのデータが欠かせません。それは「生年月日」「出生時間」「出生地」です。誕生日だけでは不十分な理由があります。星は常に動いており、数時間のズレで月の位置やハウスの境界線が大きく変わってしまうからです。出生地が必要なのも、緯度や経度によって星の見え方が異なるためです。これら3つの座標が揃って初めて、世界に一つだけのあなたの地図が完成します。


なぜ当たる?統計学と天文学の融合

「遠く離れた星が、なぜ個人の運命に関係するのか」と疑問に思う方もいるでしょう。西洋占星術の根底にあるのは「照応(コレスポンデンス)」という考え方です。「上の如く、下も然り」という古い言葉があります。これは「天(宇宙)で起きていることは、地(人間社会)でも起きている」という意味です。星が人間にビームを出して操っているわけではありません。


宇宙の天体の動きと、地上の出来事には「シンクロニシティ(意味のある偶然の一致)」があるのです。古代バビロニアの時代から、人々は星の動きと地上の出来事を記録し続けました。膨大なデータを蓄積し、統計的に体系化したものが西洋占星術です。つまりこれは、数千年にわたる人類の観察記録であり、経験則の集大成といえます。だからこそ、現代においても高い的中率と説得力を持つのです。


12星座占い(星占い)との決定的な違い

テレビや雑誌で目にする「今日の12星座占い」。あれは西洋占星術のごく一部を切り取った簡易版に過ぎません。専門的には「太陽星座占い」と呼ばれます。ホロスコープには10個の主要な天体が存在しますが、そのうちの「太陽」が入っている星座だけを見て占っているのです。


太陽は確かに「人生の目的」や「公的な自分」を表す重要な天体です。しかし、人間には感情もあれば知性もあり、恋愛観もそれぞれ異なります。それらを司る月や水星、金星などの位置を無視して、性格のすべてを語ることはできません。「蠍座の人は執念深い」と一括りにされて違和感を覚えるのは当然です。あなたの月星座はあっさりした双子座かもしれません。本格的な西洋占星術では、すべての天体を総合的に読み解くため、その解像度は桁違いです。


【初心者必見】ホロスコープを構成する「4つの要素」

ホロスコープは一見すると複雑な記号の集まりに見えます。しかし、構造さえ理解してしまえば決して難しくありません。ここではホロスコープを「演劇の舞台」に例えて解説します。あなたという一人の人間の中で繰り広げられるドラマだと想像してください。登場人物や衣装、舞台セットなどが複雑に絡み合ってストーリーが生まれます。その要素を4つに分解してみましょう。


1. 10天体(惑星):あなたの中にいる「10人の役者」

ホロスコープを読む主役となるのが「10天体」です。これらは、あなたの中に住んでいる「10人の異なる人格を持つ役者たち」と考えてください。それぞれが特定の役割(欲求)を持っています。


まず座長を務めるのが「太陽」です。太陽は「人生の目的」や「こうなりたい自分」を表す主人公です。次に重要なのが「月」。これは「感情」や「無意識」「プライベートな自分」を担当するヒロイン役といえます。そして「水星」は知性やコミュニケーションを司る伝令係。「金星」は愛と美、楽しみを求めるアイドル的な存在です。「火星」は戦う力や情熱を表す戦士の役目を果たします。


さらに社会的な発展に関わる天体もあります。「木星」は拡大と発展を司るラッキーパーソン。「土星」は試練や制限を与え、成長を促す厳格な教師役です。そして肉眼では見えない「トランスサタニアン」と呼ばれる天体たち。「天王星」は改革を、「海王星」は夢や幻想を、「冥王星」は破壊と再生をもたらすカリスマ的な存在です。これら10人の役者が、あなたという一人の人間の中で常に議論し、行動を決定しているのです。


2. 12サイン(星座):役者が着ている「衣装・キャラクター」

10人の役者たちは、それぞれ異なる衣装を身にまとっています。あるいは、どんなキャラクター(性格)で演技をするかという指定を受けています。この「衣装・キャラ設定」にあたるのが「12サイン(星座)」です。


例えば「金星(恋愛担当)」という役者がいるとします。この金星が「牡羊座」という衣装を着ていれば、情熱的で直感的な恋愛を好むキャラクターになります。「好きになったら即アプローチ」という演技をするでしょう。一方で、同じ金星でも「山羊座」の衣装を着ていれば、慎重で真面目な恋愛を好むようになります。「将来性のある相手かじっくり見極める」という演技に変わるのです。


このように、天体(何をするか)とサイン(どうするか)の組み合わせによって、具体的な行動パターンが決まります。火の星座(牡羊・獅子・射手)なら情熱的に、地の星座(牡牛・乙女・山羊)なら現実的に。風の星座(双子・天秤・水瓶)なら論理的に、水の星座(蟹・蠍・魚)なら感情的に。それぞれのサインが持つ性質が、役者の演技に色付けをしていくのです。


3. 12ハウス(室):ドラマが繰り広げられる「舞台・場面」

役者と衣装が決まりました。次は「どこで」その演技が行われるかです。それが「12ハウス」と呼ばれる要素です。ホロスコープは円をピザのように12分割して描かれますが、その一つ一つの部屋が人生の特定の「現場」を表しています。


第1ハウスは「自分自身」の部屋。ここで天体が輝けば、自己アピールが得意になります。第2ハウスは「金銭・所有」の部屋。ここにある天体は稼ぎ方やお金への価値観を示します。第4ハウスは「家庭・居場所」、第7ハウスは「対人関係・パートナー」、第10ハウスは「社会的地位・天職」といった具合です。


例えば「戦う力」を持つ火星が、第10ハウス(仕事の部屋)にあれば、その人は仕事の現場で情熱を燃やし、バリバリとキャリアを積み上げるでしょう。しかし同じ火星が第4ハウス(家庭の部屋)にあれば、家の中でエネルギーが過剰になり、家族喧嘩が多くなるかもしれません。このように、どの天体がどの現場に配置されているかを見ることで、人生のどの分野で何が起こりやすいかが分かります。


4. アスペクト(座相):役者同士の「関係性・会話」

最後の要素が「アスペクト」です。これは天体同士が作る特定の角度のことです。舞台上の役者たちが、互いにどのような関係性を築いているかを表しています。仲良く協力しているのか、それとも対立して喧嘩しているのかを見るのです。


代表的なものに、0度(コンジャンクション)、60度(セクスタイル)、90度(スクエア)、120度(トライン)、180度(オポジション)があります。一般的に60度や120度は「ソフトアスペクト(吉角)」と呼ばれ、天体同士のエネルギーがスムーズに流れる協力関係です。才能が自然に発揮されやすい状態といえます。


対して90度や180度は「ハードアスペクト(凶角)」と呼ばれます。これは天体同士がぶつかり合い、葛藤が生まれる配置です。しかし恐れる必要はありません。私はこれを「筋トレのアスペクト」と呼んでいます。筋肉も負荷をかけなければ育たないのと同じです。ハードアスペクトを持つ人は、人生で葛藤や試練を経験しますが、それを乗り越えることで強靭な精神力や並外れた能力を手に入れます。アスペクトは吉凶ではなく、成長のためのシナリオなのです。


太陽星座と月星座の違いを知れば、生きづらさが消える

自己分析において最も重要なのが「太陽」と「月」の関係です。多くの人が感じる「生きづらさ」や「矛盾」の正体は、この二つの天体のギャップにあることが多いからです。社会的な成功と内面的な幸福、その両方を手に入れるために、それぞれの役割を正しく理解しておきましょう。


太陽星座が表す「社会的な顔」と「目指すべき未来」

太陽星座は、あなたが社会に向けて見せる「表の顔」です。仕事をしている時や、初対面の人と接する時、あるいは人生の目標に向かって努力している時に発揮されます。太陽は自ら光り輝く恒星です。つまり、あなたが意識的にエネルギーを注ぎ、自力で獲得していくべき「生き方」そのものを指します。


太陽星座の性質を使うことは、人生を切り拓くエンジンになります。例えば太陽が獅子座なら、人前に出て自己表現をすることで人生が輝きます。太陽が山羊座なら、社会的な成果を積み上げることに喜びを感じるでしょう。太陽はおのずとできるものではなく「目指すべき北極星」のような存在です。意識して使うことで、社会的な認知や成功が得られやすくなります。


月星座が表す「プライベートな顔」と「本能的欲求」

一方の月星座は、あなたが家でリラックスしている時の「素の顔」です。0歳から7歳くらいまでの幼少期に形成された、無意識の反応パターンや感情の基盤を表します。月は太陽と違って自ら光りません。太陽の光を反射しているだけです。つまり、努力しなくても自然と出てしまう「癖」や、満たされないと不安になる「心の栄養源」が月星座なのです。


例えば太陽が社交的な天秤座であっても、月が一人を好む蠍座だった場合を想像してください。外では笑顔で人付き合いを完璧にこなしますが(太陽)、家に帰るとドッと疲れが出て誰とも話したくなくなります(月)。このギャップに苦しむ人は少なくありません。「本当の自分はどっちなんだろう」と悩む必要はないのです。どちらもあなた自身であり、担当している領域が違うだけなのですから。


自分の「取り扱い説明書」として活用するコツ

生きやすくなる秘訣は、太陽と月の使い分けにあります。月星座は「自分を癒やすため」に使ってください。月が牡牛座なら美味しいものを食べて五感を満たす、月が水瓶座なら一人の時間を持って知的好奇心を満たすなどです。月を満たすことで精神的な安定が得られます。エネルギーが充電されたら、次は太陽星座の出番です。


社会的な活動や仕事の場面では、意識的に太陽星座のスイッチを入れましょう。月(感情)のまま仕事をするのではなく、太陽(理性・目的)で戦うのです。月で癒やし、太陽で進む。このサイクルを意識的に回せるようになると、自分の中の矛盾がなくなり、驚くほど人生がスムーズに進み始めます。ホロスコープは、まさにあなた自身の取り扱い説明書なのです。


西洋占星術で何がわかる?具体的な活用シーン

西洋占星術の理論がわかったところで、実際にどのような悩みに役立つのかを見ていきましょう。ホロスコープは単なる性格診断にとどまりません。適職から婚期、相手の攻略法まで、人生のあらゆる局面で具体的な戦略を立てるためのデータを提供してくれます。


1. 【性格・資質】自分の強みと適職を知る

「自分には何が向いているのか」という悩みは尽きません。ホロスコープを見れば、あなたの隠れた才能や適職が一目瞭然です。見るべきポイントは、水星(知性・技能)や第2・第6・第10ハウス(仕事に関する部屋)の状況です。


例えば、水星が風のサイン(双子・天秤・水瓶)にある人は、情報を扱う仕事やIT、コミュニケーション業に適性があります。第10ハウスに海王星があれば、芸術やスピリチュアル、癒やしに関わる仕事で社会貢献できる可能性があります。また、会社員として組織の中で輝くタイプか、フリーランスとして独立すべきタイプかも読み取れます。自分の資質に合った環境を選ぶことは、戦うための最初の戦略です。


2. 【時期・運勢】動くべきタイミングと休むべき時期

「いつ動くべきか」というタイミングを知ることも重要です。現在空を運行している星(トランジット)と、あなたの出生図の星がどのような角度を取っているかを分析します。これにより、チャンスの時期や注意すべき時期がピンポイントで分かります。


有名なのが「サターンリターン(土星回帰)」です。29歳前後と58歳前後に訪れる転機で、多くの人が人生の壁にぶつかります。しかしこれは、不必要なものを手放して本物の人生を歩むための調整期間です。また、幸運の星である木星が巡ってくる「ジュピターリターン(12年に一度)」は、新しいことを始める絶好の機会です。運気の波には逆らわず、サーフィンのように乗りこなすのが賢い戦い方です。


3. 【相性】相手の攻略法と関係性の築き方

気になる相手との相性も詳細に分析できます。これを「シナストリー」と呼びます。単に「相性が良い・悪い」を判定するだけではありません。「なぜかイライラするけれど惹かれる」「話は合うけれど恋愛には発展しない」といった複雑な関係性の理由が論理的に説明できます。


例えば、あなたの月に相手の土星が乗っかっている場合、あなたは相手にプレッシャーを感じるかもしれません。しかし、それは相手があなたに責任感を持って接している証拠でもあります。また、金星(好み)と火星(衝動)の組み合わせを見れば、性的な相性や恋愛の進展スピードも分かります。相手の地雷ポイントや喜びポイントを事前に知っておけば、無駄な衝突を避け、関係を深めるための有効な一手を打つことができるのです。


自分でホロスコープを読んでみたい!初めの一歩

ここまで読んで、自分のホロスコープを見てみたいと思った方も多いでしょう。現在は便利な無料サイトがたくさんあり、誰でも瞬時に自分のチャートを作成できます。プロのように全てを読み解く必要はありません。まずは重要なポイントに絞って、自己分析を始めてみましょう。


無料サイトで自分のネイタルチャートを出してみよう

インターネットで「ホロスコープ 無料 作成」と検索してみてください。多くの作成サイトが見つかるはずです。そこで必要なのが、冒頭でも触れた「生年月日」「出生時間」「出生地」です。出生時間は母子手帳で確認するのが確実です。もし時間がどうしても不明な場合は、正午(12:00)で設定するか、「時間不明」のチェックボックスを利用してください。ただし、その場合は月やハウスの位置が不正確になることを頭に入れておきましょう。


チャートが表示されたら、円の中に様々な記号が散りばめられているのが見えるはずです。最初は圧倒されるかもしれませんが、焦る必要はありません。まずは記号一覧表などを参考にしながら、自分の10天体がどの星座にあるかを確認するだけで十分です。


まずは「太陽」「月」「アセンダント(ASC)」の3点を見る

初心者が最初に見るべきは、たったの3点です。「太陽」「月」、そして「アセンダント(ASC)」です。これらを押さえるだけで、あなたの個性の骨格が見えてきます。


まず「太陽星座」で人生のメインテーマを確認します。次に「月星座」で自分の素の性格や感情の癖を知ります。そして3つ目の「アセンダント」は、ホロスコープの第1ハウスの起点となる重要なポイントです。これは「生まれ持った資質」や「他人から見た第一印象」「外見の特徴」を表します。


太陽が「目指すべき自分」、月が「内なる自分」なら、アセンダントは「世の中に出ていくための玄関口」です。アセンダントの星座らしい振る舞いをすると、周囲に違和感を与えず、スムーズに受け入れられやすくなります。この3つの星座のキーワードを組み合わせるだけでも、驚くほど立体的な自己像が浮かび上がってくるはずです。まずはこの3本柱から、星の言葉を翻訳してみましょう。


西洋占星術は未来を予言するものではなく「選ぶ」ための武器

西洋占星術の奥深い世界を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。ホロスコープは、あなたという人間がどのような資質を持ち、どのようなシナリオを生きようとしているのかが記された詳細な地図です。しかし、地図を持っているだけでは目的地にはたどり着けません。実際に足を動かし、道を切り拓くのはあなた自身です。


星の配置は変えることができません。しかし、そのエネルギーをどう使うかは、あなたの自由意志に委ねられています。ハードアスペクトを「不運」と嘆くか、「成長のための負荷」と捉えて利用するか。その選択一つで、未来は大きく変わります。占いは依存するものではありません。自分を知り、運気の波を読み、現実という戦場を生き抜くための最強の武器なのです。


もし、自分一人では地図の読み方がわからない、あるいは複雑な現状をどう打開すべきか戦略を立てたいという場合は、ぜひプロの視点に頼ってください。あなたのホロスコープに隠された可能性をすべて言語化し、具体的な行動プランを提案します。星を味方につけて、あなたの人生を思い通りにデザインしていきましょう。


<記事監修者>

戦う占い師 こずえ

1974年6月11日に生まれました。占いを始めたのは、小学校3年生から。タロットカードを買いに本屋へ行って、タロットと買い親に捨てられ!またタロットを買い、親に捨てられ何度も何度も諦めずに占いをし続けました!


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